朝の野菜ジュースやフルーツが生活習慣病を改善させ、ダイエットにも効果が

生活習慣病や難病が改善する

高血圧や糖尿病などの生活習慣病、アトピーやうつなどの難治性の病気に悩むかたに、ナガタクリニック院長の長田裕先生が積極的に勧めているのが、朝の野菜ジュースやフルーツです。

朝食を、生の果物か野菜にするだけで、無理なくやせることができ、生活習慣病や難病が改善する例が多くあります。

ナガタクリニックでは、チクチク療法(皮膚に痛庄刺激を与えて自律神経を整える施術)と並び、朝の野菜ジュースに代表される食事療法が、治療の柱となっています。

朝の野菜ジュースは、長田先生自身が実際に効果を証明しました。

健康維持にふさわしいセミベジタリアン食事法

長田先生は、20年以上前に糖尿病を患いました。カロリー制限などを試みましたが、体重は理想とする値までへらず、血糖値も下がりませんでした。

薬を10年以上飲み続けていても、過去1~2カ月の血糖状態を示すヘモグロビンAIc(当時の基準値は5・8%未満)は、5・8~6・0%を行ったり来たりしていました。

2015年、朝食をニンジンリンゴジュースにしたことで、約4年間で10kg近く減量しました。これは、石原結賓医師が提唱する、石原式食事療法です。

2016年からは、肉と魚、卵、油を極力排除した「セミベジタリアン」の食事法を開始しました。2年半続け、さらに体重が4kgへって20歳のころの体重に戻り、血糖値も基準値内に収まりました。糖尿病が改善してからは、適宜、肉や魚、卵の摂取をふやしました。

セミベジタリアン食事法が、病気治療や健康維持に最も適しているとわかったのも、このころです。それ以来、患者さんにも、同様の食事法を勧めてきました。

朝のフルーツ食と、昼と夜の糖質制限食でダイエット

具体的に、長田先生の食生活を例に取ってご説明しましょう。

朝食は、フルーツやニンジンリンゴジュースなど、生の果物や野菜をとります。最近では、ジャガイモの生汁を加えたジュースも取り入れています。

昼は、生野菜を中心に、根菜類の温野菜も加えたサラダを、たっぷり食べます。煮野菜を加えたり、レモンやユズなどをドレッシングにしたりすれば、飽きずに毎日食べられます。

夜は、丼いっぱいの生野菜を最初に食べます。あとは、肉や魚、卵、大豆製品などを食べています。穀類をとるのは、月のうち10日くらいです。

みそ汁は、昼と夜に食べます。腹もちがよく、便通改善にも効果的なので、患者さんにも勧めています。

そのほかに、血液をサラサラにする効果の高いオメガ3系の油(エゴマ油やアマニ油など)を、1日15ml必ずとるように心がけています。朝昼晩のサラダに、ドレッシングとして使えば、無理なく摂取できます。

患者さんに対しては、病状や症状に合わせた食事療法を提案しています。重篤な病気の場合、朝のフルーツ食に加え、玄米菜食生活を1~3カ月間実行してもらい、様子を見ます。

ダイエットや健康維持が目的の場合は、長田先生のように、朝のフルーツ食と、昼と夜は凄やかな糖質制限食を勧めます。

生野菜を中心とした食習慣が生活習慣病を改善する基本

人類は、700万年の歴史のなかで、何を食べて生き延びてきたのでしょうか。火を使うようになったのは、35万年から150万年前とされ、それまでは生の果物や野菜、生の肉を食べていました。それが、初期人類の本来の食生活なのです。

生野菜中心の食生活は、現代栄養学的に見ても、理にかなっています。現代人に不足しがちなビタミンや、ミネラル、ファイトケミカル、酵素をとることができるからです。

これらの成分には、体調を整える作用があります。特に、老化の元凶物質である活性酸素を除去する働きにより、血液をきれいにし、動脈硬化を予防・改善する効果が期待できます。一方で、肉は脳の容積拡大に寄与しました。人類の脳が400mlから1400~1500mlにまで進化・発展したのは、肉食が開始されてからなのです。

ところで、生活習慣病の根底にあるのが、過食の習慣です。人類は長期間、飢えと戦ってきたため、過食に対応できず、糖尿病や肥満などの生活習慣病が生じます。

過食は、糖尿病や高血圧、肥満といった生活習慣病を誘発し、血管を傷つけ、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中などの病気を引き起こします。

人類とともにあった生野菜を中心とした食習慣が、過食を防ぎ、血液を浄化して肥満や生活習慣病を改善する基本と考えています。まずは、朝のフルーツや生野菜が、体質を変換するきっかけになるでしょう。

薬の服用量も減った

最後に、食事療法で病状が改善した例をご紹介します。

20代の女性Aさんは、朝食を野菜ジュースやフルーツにし、食事を菜食中心にすることで、1年足らずの問に、90・7kgから、31kgの減量に成功しました。その後も緩やかにやせて、現在の体重は56・8kgです。

130mmHg台後半だった最大血圧が120mmHg台に、100mmHg前後の最小血圧が70mmHg台にまで下がりました(基準値はそれぞれ140mmHg未満、90mmHg未満)。

また、総コレステロール値は、200mg/dl台から、120mg/dl台に改善しました(基準値は140~199mg/dl)。

Aさんは、多数の薬を飲んでいましたが、服用量を大きくへらし、精神的にも安定して、表情が豊かになりました。

急に食事を変えるのは、難しいかもしれません。まずは、朝の果物やジュースを試し、その健康効果を実感してください。

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