若々しい肌を保ち、動脈硬化を起こさない強い血管にするためには

シミを増やし動脈硬化を起こす共通物質

なぜ血管年齢が高い、つまり動脈硬化が進んだ人ほどシミやシワが多く、見た目年齢が高いのでしょうか。その疑問を解くのが、「エンドセリン1」(ET1)と「AGE」という二つのキーワードです。

ET1は、循環器科の領域では、動脈硬化の進行に関与する物質の一つです。血管の内皮細胞が産出するホルモンで、血管の収縮や拡張に作用します。

一方、皮膚科の領域では、シミの原因であるメラニン色素を作るメラニン細胞を活性化する物質として捉えられています。

つまり、ET1の値が体内で高くなれば、動脈硬化を起こしやすくなるだけでなく、シミも増えるというわけです。

研究を進めると、内臓脂肪が多い人ほど、ET1の値が高いことも判明しました。しかも、高いだけでなく、ET1をどんどん出してしまうのです。

内臓脂肪をためない

もう一つのキーワード、AGEは、日本語では終末糖化産物といい、ブドウ糖がコラーゲンなどのたんばく質と結合してできる化合物です。体内にたまると、体をつくっているたんばく質の正常な働きが阻害され、シミやシワなど皮膚の老化を進めてしまいます。

実験的に肌のメラニン細胞を糖化すると、シミの原因であるメラニン色素が作られることが、最近の研究でもわかっています。

また、伊賀先生たちは動脈硬化は血管の炎症により起こり、AGEはその原因の一つではないかと考えています。AGEは体内の酸化反応を促進し、動脈硬化を引き起こす活性酸素を発生させる要因にもなります。

さらに、内臓脂肪の多い、いわゆる「メタボ」の人や糖尿病の人、脂質異常症の人もAGEが多いことが明らかになっています。

つまり、シミやシワの少ない、若々しい肌を保ち、同時に動脈硬化を起こさない強い血管にするための、共通項目は、ET1とAGEを増やさないようにすること。そして、内臓脂肪をためないことです。

ぜひ、実年齢より若い肌と血管を手に入れてください。

→見た目年齢が若ければ血管年齢も若い

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