血液サラサラだけでは動脈硬化は防げない

血管に「サビ」がたまっていく

血管病につながる動脈硬化は、血液内のLDLコレステロール(全身の細胞に脂質の一種であるコレステロールを届けるために流れているもの)が、老化の元凶物質である有害な活性酸素の作用で、酸化LDLに変わることから起こります。

酸化LDLは、免疫細胞などの作用を受けて、プラークと呼ばれる粥状の塊になり、血管壁にたまっていきます。これは、いわば血管に「サビ」がたまっていくような現象です。こうなると、

①血管壁が厚くなる

②血管の内腔が狭くなる

③血管が硬くなる

④血液の流れが悪くなる

といった変化が次々に起こり、動脈硬化が進んでしまうのです。

プラークが、もし高血圧などの刺激で破れると、そこを塞ぐために血栓(血の塊)ができます。これが狭くなった血管に詰まって起こるのが、脳梗塞や心筋梗塞です。

内皮細胞に注目したケアが大事になってくる

こうした一連の血管病を防ぐために、今まで重視されてきたのが「血液をサラサラに保つ」ことです。

血液がドロドロであるほど酸化しやすいので、もちろん「血液サラサラ」は重要です。しかし、それだけでは、血管病を根本的に防ぐことはできません。

なぜなら、血液をよい状態に保つよう努めていても、血管のケアを怠れば、血液・血管ともに老化が進んでしまうからです。きれいな水道水でも、さびた水道管を流れたら汚染されるのと同じです。

これまでは、健康診断の技術的な問題もあって、血液が血管に与える影響ばかりが注目されてきました。しかし、最近になって、逆に血管の状態が血液に大きく影響することもわかってきています。

特に、血管の最も内側にある「内皮細胞」が、さまざまな面で血液の質をよくするとともに、血管にサビがたまるのを防いでいることが明らかになってきました。

血液だlナでなく、血管、とりわけ内皮細胞に注目したケアでこそ、血管の真の若返りが実現できるのです。

→高血圧や糖尿病の人でも血管の若返りを図ることは十分に可能

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